「負け続けて気づいたこと」
今週の相場は162円目前まで迫ったところで、
アメリカ経済の鈍化が見られたことによる影響か
大きなドル売りトレンドが発生して
ドル円も週後半から下げ基調となった。
日米金利差は変わった訳ではないので
ある程度下げるとやはり買いが入り
下げ幅としては最大2円程度に留まっている。
トレード収支は今週もマイナス。
これでとうとう3週連続のマイナスとなってしまった。
今週も勝率の低さに苦しめられて
大きく勝てない日が続き、
そのストレスから金曜の雇用統計後に
メンタルが保てずにポジポジ病を発症して
一気に負債を増やしてしまった。
あれほど今月は慎重にトレードをしようと
決めていたのにもかかわらず
実行できていない自分に苛立ちながら
改めて自分のトレードを振り返ってみた。
“なぜ勝てないのか?”
勝てない原因を整理すると
以下の2つになる。
①エントリータイミングの精度の低さ
期待値が高くないところで
エントリーしてしまうことが根本的な問題なのだが、
さらに問題を悪化させているのが
期待値が高いパターンが現れるまで待つことができずに
自分の都合でエントリーしているケースである。
これをやってしまうと、
本来の期待値の高いパターンを見失って
どこでエントリーすべきかが曖昧になり、
いつのまにかギャンブルトレードに
なってしまっている傾向がある。
②損切りの遅れ(ナンピンも含む)
負けが続くと「もう負けたくない」「取り返したい」
という欲から損切りが遅くなってしまう。
今の自分のスキャルピングトレードは
利益を伸ばすようなやり方ではなく、
勝率も常に5割を超える訳ではないため
損切りの遅れは致命的となる。
上記2点の原因は、
これまでの分析でもわかっていたことであり、
いまに気づいたことではない。
改善しようとしても
メンタルの問題であるため
非常に難しいのである。
そこで
メンタルから変えようとするのではなく
少し角度を変えてみようと思う。
今年の取引結果を見直したところ
ある事実が判明した。
それは一日あたりの取引回数の法則である。
1日あたりの取引回数が100回を超える場合と
超えない場合で分けてみると
100回を超える日は勝率の低く、
収支も大幅なマイナスとなっている。
自分の記憶でも、
1日の取引回数が100回を超えるような日は
勝てないトレードが続き、
ただ取り返そうとして
夜中までチャートに
張り付いていただけの日がほとんどである。
勝てない原因と収支結果から
1日の取引回数が100回を超えるような日は、
取り返したいだけの自分都合のトレードと
損切遅れが発生する可能性が非常に高い。
という結論になる。
メンタルを変えるのが難しいのであれば
1日あたりの取引回数を目安に
トレードを制限することで
収支悪化に歯止めをかけることができるはず。
1日の取引回数が100回未満だった場合の
平均トレード回数は41回であったため
40回あたりを目安にして、
自分のトレード結果と相場の状況から
その日のトレードの着地点を判断していこうと思う。
悲しいけれど、
やればやるほど負けるという
自分のトレードの実力の低さを
あらためてデータから認識させられた。