
「来月負けたら退場」
生涯プラ転したと浮かれていた7月。
人生はそんなに甘くなかった。
8月は雇用統計の大負けから始まり、
月の後半はもうボロボロの状態。
あっという間に生涯収支はマイ転して、
今年の利益まですべて吹き飛んだ。
7月までは順調だったトレードが
なぜ8月に入ってから、
ここまで落ち込んでしまったのか。
その原因について分析した。
8月の値動きの特徴として、
短期的な下落トレンドが始まると
ほぼ戻しなく下げていく傾向があったが、
そこに逆張りロングを続けた結果が
今月の負けの大半を占めている。
逆張りロングに固執した理由としては、
3月の振り返りに書いているが、
今年3月までのスキャルピングでの
トレード成績ではショートが負け越しており、
ショートは期待値がない状態だったため、
3月後半からは極力ショートをしないよう
徹底していたためである。
実際に7月までは成績は
上向きで順調だった。
しかし、8月の相場になってからは
一切戻しがなく下落していく値動きが
頻発するようになったことで、
逆張りロングのエントリーは、
ほとんどは損切する結果となってしまった。
7月までのトレード成績による
その自信が裏目となってしまい、
何度も何度も同じ負け方を繰り返してしまった。
7月までの値動きであれば、
このやり方でも通用していたのだが、
8月の相場には一切通じなかった。
この逆張りロングに固執したことが
8月の負けのおもな原因ではあるが、
もう一つ原因がある。
それはトレード回数である。
これも以前の記事に書いているが、
もともと自分のトレードの適正な
トレード回数は一日約20回となっている。
20回程度トレードした時点で
負け越しているのであれば、
それ以上続けても期待値は低いことが
データ上から判明している。
つまりその日の負けを認めて
撤退しなければいけない。
それが8月は意識できていない。
諦めきれずにトレードを繰り返し、
むやみに損失を増やしてしまった。
『8月の日毎の収支とトレード回数』

このトレード回数を制御できなかったことが、
たった一か月で今年の利益を
すべて吹き飛ばすことになった原因である。
結論としては8月の敗因はこの2つ。
・ロングエントリーの固執
・トレード回数の多さ
では、これからどうトレードしていくべきか。
今回の敗因の対策としては、
・ショートエントリーの解禁
・トレード回数の制限
が考えられるが、
実際に8/29からショートもエントリーするように
トレードを変えている。
いままでロング縛りだっため、
ショートでエントリーしたいタイミングがあっても
あえてスルーしていたが、
それを解禁することにした。
もちろん来週からまた相場のクセが変わって、
もとのロング縛りの方が良くなる可能性もある。
意識したいのは、もっと相場に合わせて
トレードを変えていかないといけないということ。
何度やっても勝てないならば
それはトレードを変えていくしかない。
決して上下にガチャガチャやるのではなく、
あくまで基本のトレードの型は崩さすに、
もう少しレパートリーを増やすイメージ。
トレード回数の制限については、
いまも解決方法はかなり悩んでいる。
負けると手が止められなくなるという事象は
おそらく治らないと思っているからである。
これまで長年に渡ってギャンブルや勝負事を
続けてきた経験から、自分の性格上のクセみたいなものが
なんとなくわかっている。
負けたらカッとなる感情を止めることはできないならば、
どうずれば手を止められだろうか。
その方法として考えたのは
フルレバでのエントリーである。
一般的には負け越したら
ロットを抑えてとにかく様子見しろというのが鉄則である。
しかし、自分の場合は、ロットを下げると
甘いエントリーが増えて、
トレードの精度が落ちてしまう傾向があるため、
ロットを下げても問題の解決にはならない。
安易にブレークや逆張りを期待して
打診エントリーするのではなく、
ここぞというタイミングに絞り込んで
“今一時の気持ち”で
一回のエントリーにすべてを懸ける。
そのためのフルレバである。
必然的にエントリー回数は少なくなるし
口座によっては枚数制限という
強制的な縛りもある。
かなりリスキーな方法であることも
わかっているのだが、
週末に色々と考えた結果である。
来週からは、
これらの2つの新しい対策で
この危機的な状況を打開していく。
フルレバでのエントリーとなると
負ければ壊滅的な状況になるため
9月は背水の陣で臨む。
これで負けるようであれば
退場するしかないだろう。
  
  
  
  