「指標トレードについて」
9月に入り、ドル円は147円を戻り高値として
ずっと下がり続ける一週間となった。
アメリカで景気後退の傾向が見られており、
次回のFOMCで0.25~0.50%の利下げが
見込まれているためドル安のトレンドが
続いていると思われる。
個人的にはドル円に関しては、
日米金利差や日本経済の状況を鑑みても
そこまで下げ続ける明確な理由が見当たらないため
少し違和感を感じるところがある。
円キャリーによる買い勢の損切を巻き込んで
投機的な下げになっているのではないだろうか。
今週のトレードはトータル収支はマイナスで
テンションの下がる月初となってしまった。
金曜のアメリカ雇用統計の大きな値動きを
取り切れなかったというところが
大きな敗因となっている。
今年になって本格的に
スキャルピングを始めてから
わかってきたことは、
指標やヘッドラインで
急激にボラが大きくなっているときの
トレードは大きく負ける可能性が
高い傾向にある。
当然、大きく勝つ可能性もあるのだが、
かなりトレードの難易度が高くなる。
値動きのスピードが速く、
またスプレッドも広くなりがちであるため
不利な要素が多くなるためである。
7月に大敗した要因も
高ボラ相場が一因となっていた。
自分は平場の方が勝率も高く安定した
結果が残せているので
わざわざ無理をして指標トレードを
する必要はないのではないかと
真剣に考え始めている。
自分は兼業であるため、
夜のNYが主戦場になることが多く、
指標トレードをスルーしてしまうと
トレードの機会が減ってしまう可能性があるため
判断がむずかしいところである。
とにかく
指標発表後からトレードが崩れてしまう
ことがかなり多いため、
しばらく指標発表後は
様子見してかなり慎重に
動きたいと考えている。
もし指標発表前にある程度
利益が出せている場合は
基本はスルーする方向でいく。
今週はマイナススタートとなり
自分のトレードが大きく崩れる可能性もあったが
そこまで大きな負けでもなく
想定内の損失幅なので焦る必要はない。
いつも通りのトレードを続ければ
ある程度戻せるはずである。