「米関税発表から大相場へ」
4/3の早朝5時にトランプ大統領から
相互関税の詳細が発表された。
税率が市場が想定していたよりも大きかったためか、
強烈なリスクオフのトレンドが発生して、
ドル円は為替介入並みの下げ幅を記録。
一日で5円近くの下げとなった。
ただし為替介入の時とは異なり、
瞬間的に大きく下げていくような動きではなく
時間をかけて下げていったため、
いつ反発するか読めず、
トレードの難易度は高かった。
こういった大相場はいつもとんでもない
大怪我をすることが多いため、
エントリーにはかなり慎重になっていたが、
実際に入れるようなチャンスは
なかなか見つけられず、高ボラ相場を
ほとんど見るだけになってしまっていた。
以前はチャンスをものにしなければという焦りから
無理にトレードして食らってしまうことが多かったが、
今回は冷静に立ち回ることができていたのは
良かった点であり、これまでの反省を
活かすことができているなと実感できた。
動くチャートを見ていると
すべてのチャンスを取らなければならないと
思ってしまうが、実際にはそんなに
上手くはいかないことをこれまでの
大相場で学んできた。
自分の得意なパターンでしか
期待値は出せない訳で、
それ以外のやり方でやってしまえば
それはギャンブルに他ならない。
そんなことを考えながら
今回は下落していくチャートを見ていた。
もどかしい思いはつねに感じてはいたのだが、
とにかく自分のトレードを徹底した。
もちろん何か大きなチャンスがないかは
つねに探してはいたのだが、
残念ながらそういったラッキーは
訪れることはなかった。
このやり方が本当にベストだったのかは
確信できているわけではないが、
少なくとも今週のトレード結果は
全勝という形で終わることができているので
結果的には悪くないだろう。
大相場の中でも大勝ちを狙わずに
自分の得意なパターンだけにしぼって
淡々とトレードする。
今週はそれが実践できた一週間だった。
週末の引けでも
株価の下げは止まっておらず、
おそらく来週明けも
まだ大きく動きそうであるため
気を抜かずにチャンスをさがしたい。